顔認証による入退管理システムとは？

マスクで顔が隠れても大丈夫？顔認証による入退管理システムの素朴な疑問

現在、非接触でも認証可能な顔認証システムが注目を浴びていますが、マスクをしていても入退室時の認証は可能なのでしょうか。
これは誰もが持つ素朴な疑問ではないかと思います。
結論を言いますと、マスクを着用していても顔認証が可能なシステムというものは存在します。
その理由は、マスクで覆われていない目に近い部分の情報を顔認証に利用しているからです。
目元だけでは誤認証しそうに思えますが、目元の情報だけでも顔認証は可能なのです。
その理由の1つ目は、2次元及び3次元の密度の高い情報を利用しているためです。
2次元のビジュアルベース（2D認証）だけでは似ている人も出てくるかもしれませんが、さらに3次元のIRベース（3D認証）を用いることで精度が上がります。
2つ目は、ディープラーニングで機械学習を行っていて、認証精度が向上しているためです。
これら2つの理由によって、誤認証は非常に起こりにくくなっています。

顔認証の活用事例をチェックして参考にしよう

顔認証の導入を検討するなら活用事例を把握しておくと参考になるでしょう。
代表的なのは企業の就労管理であり、オフィスの出入りの際に認証を行います。
その時刻がシステムに登録されることによって、勤務時間が管理されるというわけです。
打刻することを忘れがちな社員が多い場合に特に効果的であり、この方法であれば管理職の手間も削減できます。
また、学校で活用されるケースも徐々に多くなってきました。
これは感染対策が大きく影響しており、非接触で効率的に登校と下校の記録が可能です。
出席確認する時間が不要であるため、スムーズに授業を開始できるというメリットもあります。
さらに、会員制の商業施設にシステムを設置していることも少なくありません。
多くのお客の顔を次々と認証できるので、売上のダウンにつながる心配も不要です。
チケットなどの転売対策として、顔認証を本人確認の方法として使用しているケースもよくあります。
購入の際に顔写真を撮影し、使用の際に一致しなければ不正と見なします。